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「隠岐諸島」旅 その15(西ノ島) 由良比女神社から強風の摩天崖、あすか食堂で昼食を

2016年の隠岐の旅、第十五回です。強風のためこの日のフェリーは全便欠航。旅の五日目は予定していた西ノ島から知夫里島への渡航はなくなり、西ノ島での日程が丸一日追加された形となりました。レンタカーもなんとか借りることができ、島を回ります。


由良比女神社から摩天崖へ

風はとにかく強いですが、空は晴れ上がっています。

レンタカーでまず向かったのは、昨日観光バスで少し立ち寄った由良比女神社。もう少しゆっくり見ておきたかったのです。

ゴールデンウィークにも関わらずこの強風だからか、境内には誰もいません。一通り写真を撮り、摩天崖へ向かいます。

「風、つよっ!」

摩天崖に出る駐車場に車を止めるも、ディズニーランドのスターツアーズのように車体が揺れています。なんとか車の外に出ても、車を背にしていないと風で体が持っていかれそうに。岬の上で遮るものがないので、もろに風を浴びる格好になり、気を抜くと海まで飛ばされそう。

それでもなんとか風に対して体を斜めにしてじりじりと歩を進めると、昨日とは違って明るい光の下、摩天崖の絶景が見渡せました。

駐車場からは遊歩道が伸びていて、海に面した緑の丘陵地が続いているのが見えます。海から吹き上げる風がとにかく強烈ですが、景色は最高に良い。

西ノ島随一の景勝地の国賀海岸には数多くの海食崖や海食洞が続いています。摩天崖はその奇観の中、海面から約260メートルもの高さでそそり立っている断崖です。遊歩道は摩天崖の上に続き、やがて脇にそれて海岸まで降りられるようになっています。

少し進んでは写真を撮り、また歩を進めます。

「馬がいてくれたー!」

ここ摩天崖には牛や馬が放牧されていると聞いていたのですが、この強風でさすがに馬はいないと思って諦めていました。

しかし、目の前には風など物ともせず、草を食んでいる馬がいます。この風の中いてくれてありがとう!と心で絶叫しながらシャッターを切ります。

ひとつ注意しなければいけなかったのは、放牧されている馬の「落とし物」があちこちにあって、しゃがんで写真を撮っていると風で煽られて何度か尻もちをつきそうになったり、踏みそうに・・・。踏むのはともかくその上に座る事態だけは避けねばなりません。なかなかスリリングな撮影でもありました。

もうひとつ困ったのは、海から吹き上げる風が波しぶきを運んできて、撮影を続けているとあっという間にレンズに細かい飛沫が付着すること。これにはちょっとまいりました。こまめに拭くしかありません。


ポーランド人女性を乗せる

摩天崖から遊歩道を歩けば海岸に出て、そのまま通天橋や国賀海岸を見ることもできるのですが、いかんせん風が強いのでやめようと考え、摩天崖が横から見えるスポットまでなんとか歩き、一旦もとの駐車場に戻ります。

通天橋と国賀海岸へは別の駐車場からの方が近いとわかり、一度山を降ります。

途中、山道を外国人女性が一人で歩いているのを見かけて「この先も結構な道が続くよな」と思い、声をかけて乗せることにしました。

聞けば、千葉にある「放射線医学総合研究所」で働くポーランド人で、1年前から千葉に住んでいるそう。最初は瀬戸内の島に行くつもりだったが、摩天崖の写真を見て予定を変えて西ノ島に来たのだとか。日本人でも隠岐まで来るのは一苦労なのに、なかなかバイタリティあふれる女性です。石垣島や竹富島にも行ったことがあるとか。

そういえば、別府港の観光協会には外国人女性のスタッフがいるのを見かけていました。案外外国からのお客は多いのかもしれません。

お互いつたない英語で話しをしますが、浦郷まで降りてきたところで「ここでだいじょうぶ」とのことだったので、旅の無事を祈ってお別れです。


浦郷のあすかでサザエ飯定食

時計を見るとすでに正午を回っています。ちょうど浦郷港のメインストリート沿いに「あすか」という軽食・喫茶のお店があったので入ります。

店内は町の食堂といった風情。「サザエ飯定食」を注文。

スライスされたサザエの身の炊き込みご飯に、野菜のかき揚げ、アジのなめろう、などが並んでいます。そうか、隠岐はサザエも名産でした。どうやら野菜も自分のところで育てているようで、全部安心する味わい。

食後は浦郷の町を少し散策。

メインストリートにはタイルが敷き詰められていて、道も広く明るい印象です。

由良比女神社の宮司さんがこの近辺にお住まいとのことで、御朱印がいただけるかと思い来てみると玄関に張り紙がしてありました。

「由良比女神社 御朱印の方はこちらの玄関よりお入りください。ご自由に捺印にてお願い致します」

一筆いただけるわけじゃないと知りやめようかなと思っていると、友人から「別府港の観光協会カウンターに書き置きの御朱印があるかも」との情報が。その言を信じて島を出る時にもらっていくことにしました。

気を取り直して、浦郷から通天橋へ向かいます。(続きます)

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