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「利尻島・礼文島」旅 その13(礼文島) 澄海岬で晴れの海を想像し、礼文神社に詣でる

2016年の利尻島・礼文島旅のレポート、第13回。礼文島最北端のスコトン岬で最果て感を味わい、お昼にまたしてもホッケを食べ、次の名所に移動します。


まさに「澄んだ海」の澄海岬へ

スコトン地区で最果て感を堪能したあとは少し南に移動します。

草原と灌木に覆われた丘に挟まれたまっすぐな道を行き、途中に有名なトレッキングコース「愛とロマンの8時間コース」の入り口の看板を見かけます。

「原付だと、この島の見どころはほとんど見られないよ」

とは、宿のご主人彦さんや常連さんたちの言。風光明媚な場所や多くの高山植物・花が見られるのは、こうしたトレッキングコースだそうです。次に島に来るときはしっかり歩ける時間を確保しよう。

そんなことを考えながら澄海岬(すかいみさき)へ。なんとなくアイヌ語っぽくない響きですが、やはり後から付けられた地名だそうで、澄んだ海から澄海、とのこと。元の地名はどうにもわからない。

道路から見える澄海岬の手前の漁港、西上泊は小ぢんまりした漁村でした。港に降りる道の先に澄海岬展望台駐車場があり、車数台が停められます。岬に通じる道の手前には、長屋風の売店。

入ってみると並んだお店から一斉に声がかかります。ちょっと薄ら笑いが出るような勢い。

あまりぐいぐい来られると人間逆に近寄りがたくなるものです。さっと横目で見るだけ見て、外に出ます。

売店の前の道を歩いていくと、道はやがて丘の上を目指す遊歩道になります。登りきったところには澄んだ海を取り囲む入り江が目の前に広がります。その名の通り、澄海岬です。

晴れていれば文字通り澄んだ海が見下ろせる場所ですが、あいにく空は厚い雲で覆われていて、海も今は紺色。それでも水の綺麗さはよく分かります。


礼文神社にお参り

澄海岬からもと来た道を引き返し、一旦島の北岸に出ます。そこから東の船泊地区へ。本当は北東端の金田ノ岬まで行きたかったのですが、雨が降り始めてきたので途中の礼文神社に止まり、手を合わせます。

元は江戸時代に移住してきた青森県人が久種湖のそばに大沼神社を創建、明治に入ってから天照大神や事代主神を祀り礼文神社と改称、現在の場所に社殿を新しくした上で遷座したとのこと。

境内は緑に覆われていましたが、社はきれいで大事にされているのが分かります。知人の妹さんはここで結婚式を挙げたのだとか。その時の様子をぜひ見てみたかった。


宿のミーティングルームでは、台風の話題でもちきり

写真を撮っているうちに雨脚が強くなりそうだったので、諦めて宿に戻ってきました。

この旅では温泉に入る機会もあったはずですが、ばたばたして入れずじまい。宿に早めに戻ってくると、誰もお風呂に入ってなかったので久しぶりにゆっくり湯船に浸かれて至福です。

風呂上がりにミーティングルームに顔を出すと、やはり台風の話題で持ちきり。明日の船は出るのか、さらには東京や関西方面の飛行機は飛ぶのか、など様々な憶測が飛び交います。僕も大事を取って本来明後日だった帰りの飛行機を明日に変更していますが、予報はどんどん悪くなっている模様。それでも、船は明日までは出るんじゃないかという声が聞こえます。

「無理に賭けに出ずに、明日の一便で島を抜けるのが良さそう」と判断。飛行機も大事をとって夕方の便をさらに午後一に変更します。これで、やれることはやりました。あとは天に祈るのみ。

島旅はいつも天候と相談です。不便かと言われればその通りですが、「行って帰ってこられるのが当たり前じゃない旅」というものに、どうしようもなく惹かれるのです。もっとも、帰ってこなければいけないしがないサラリーマンではあるのですが。(続きます)

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