「与那国島」旅 その4 最果ての島の巨大な門の正体とは
島に行くと、とりあえず朝早く起きます。それも自然に。どうも、いづやん(@izuyan)です。
与那国島旅の第四回目をお送りします。島の朝は、やっぱりいいもんです。
島に来たら朝の散歩でしょう
昨晩は多少飲みましたが幸い酒は残っていませんでした。6時ごろ目が覚めると、カメラを片手に外に出ます。風が吹いていてさわやかな潮の香りも清々しい島の朝です。
本当は昨日のうちに宿のレンタルスクーターを借りておくつもりでしたが、鍵を受け取るのを忘れていたので歩ける距離で一番近い海に出ました。と言っても、5分とかそれくらいの距離です。
一番近い港には昨日行ったので、別の方向に向かって歩くと、ほどなく海が見えてきます。
海岸沿いに何か施設があるなあと思って近づいたら、沖縄のお墓「亀甲墓」の数々でした。朝日を受けて神々しささえあります。
亀甲墓は沖縄の本島は元より離島でもよく見かけますが、ちょっとした家みたいなものもあり、どれも立派です。それと、これは僕の個人的な感じ方ですが、お墓なのに不思議と暗さを感じません。以前何かの本で読んだ「清明祭」という年中行事で、墓前で親族がごちそうを用意して宴会しながら食べる、というのを知っていたからかもしれません。
帰って調べたところ、ここは浦野墓地というのだそうで、とても古いものや大小様々な亀甲墓が多数あるのだそう。それが海のそばにあって不思議な光景を作っていました。
ひときわ大きな亀甲墓もありました。見た感じとても古そうでした。島の名士のお墓でしょうか。
そのお墓の前にはヤギがつながれていました。可愛いですが、沖縄のヤギといえばいずれ食べられることになるのでしょう。
さらに歩くと道に出ました。こういう一本道、とても好きなんですよ。スクーターがあったらのんびり走りたいものです。
突如現れる巨大な門
海岸沿いの道から集落の中に戻る道すがら、島に似つかわしくないものが突如現れました。
これは・・・門だ。とてつもなく大きな門だ。なぜこんなところにこんなものが・・・。
ヨーロッパにあるようなレンガ造りの門。閉められた柵は僕よりも高いくらいです。奥に家かピラミッドらしきものがあります。え、別荘かなにか??
表札があるわけでも呼び鈴があるわけでもない。しかし柵の向こうの敷地は広大です。ますますもって、謎。
あとで島の人に聞いてみたところ、なんと門の向こうの敷地全てが個人のお墓だとか。「あの家のお墓だよ」と教えてもらいました。なるほどと納得するとともに、「すげえなどうなってんだこりゃ・・・」と薄ら笑いすら浮かびました。
西の果ての島に来て、こんな王族もかくや、というお墓に遭遇するとは思いませんでしたよ。
与那国島、あなどれない、です。(続く)
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