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「久高島・津堅島」旅 その5(久高島) 海ぶどう丼に尻込みして、久高島で朝を迎える

毎度のことながらすっかり間が空いてしまいました。どうも、いづやん(@izuyan)です。

2014年11月に行った久高島、津堅島旅の第五回です。久高島初日は雨に降られながらも、あちこち散策。あたりは夕闇が迫っていました。宿は素泊りなので、外に夕飯を食べに行きます。


食事処とくじんで夕飯

久高島の島内を散策して、日が落ちてから宿に戻ってきました。素泊まりなので食事に行かなければなりません。

小さな離島だと飲食店が夜は営業していなかったり、そもそもなかったりする場合も往々にしてあるのですが、ここ久高島は一軒、夕食を食べることの出来るお店がありました。

港の待合所すぐそばの「食事処とくじん」です。行ってみると、先客がちらほら。店内は木造で天井が高く、結構落ち着く空間です。

注文は厨房のカウンター横にある券売機で。

「海ぶどう丼定食」なるメニューが気になって気になって仕方なかったのですが、友人が一言、

「要は海藻がご飯の上に乗っかってるってことだろ? ご飯に合うわけないだろ!」と言います。

それは一理あります。

悩んだ末、結局「ニガナ和え定食」をチョイス。

ニガナは、和名ホソバワダンと言いますが、沖縄に自生するキク科の植物で、ニガナという呼び方から分かるように、苦味が特徴。今回はたぶんキハダマグロとの和え物のようです。結構クセになる苦味でうまい。

「島のもの天ぷら」も一緒に頼みます。

未練がましく海ぶどうも注文しました。昼間見た、陸のハウスで養殖されたものでしょうか。

食後に(もしかしたら食前用かもしれませんが)イラブー酒。昼に食べたイラブー(ウミヘビ)の燻製を泡盛に漬けてそのエキスが抽出されているお酒ですね。燻製を漬けてるので、スモーキーさがあって、悪くない。

食事を済ませて宿に戻ると、中庭で同宿のお客さんと宿のおじいらしき人がゆんたく中でしたが、この日は朝早くて眠かったのでシャワーを浴びてさっさと就寝。

夜中にトイレに起きて外に出ましたが、外灯も少なく星がよく見えました。「神の島」であることをふと思い出して、歩き回るのはやめておとなしく布団に戻ります。


久高島を離れる日

翌朝、日の出前に目が覚めたので、カメラを持って近くのピザ浜へ。僕一人かと思いきや、同じことを考える人が2、3人いました。

水平線にはうっすらと雲があり、海から昇る朝日は拝めませんでしたが、昨日とは打って変わって空には雲もなく、綺麗な朝日が海面を照らしながらお目見え。静かにシャッターを切り続けます。

しばらく、神の島に昇る朝日と海を目に焼き付けます。昨日雨に降られたのは「また来い」と島の神様に言われているのだと思い、再訪を誓います。

友人が起きてくるまで、集落内を少し歩きます。晴れた早朝なので昨日より風景がくっきり見えて、別のところに来ているかのようです。これはやはり、晴れた時にまた来ないと。

島を離れる時に、昨日往復で買った船のチケットを失くして、また買う羽目になるというアクシデントはありましたが、無事久高島を後にしたのでした。

本当はもう少しいたかったのですが、この日は久高島の本島側の玄関口、安座真港の周辺でマラソン大会があって車両規制が入るそうで、朝の便で島を離れることにしました。

・・・やっぱり島の神様に「早く帰れ」って言われてるのでしょうか。(続きます)

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