「五島列島」旅 その23(中通島・小値賀島) 野母商船「フェリー太古」は綺麗で快適だった
GWの旅先が決まって一安心しています。どうも、いづやん(@izuyan)です。
五島列島旅の第二十三回をお送りします。いよいよ中通島を離れて、次の島、小値賀島に向かいます。
フェリー乗り場はここじゃない!
桐教会とその周辺を散策を終えると、そろそろ青方港に戻らないといけない時間です。
途中でレンタカーにガソリンを入れ、ナビに従って青方港に到着します。国道沿いにあるターミナルのビルは、何度か通り過ぎたので場所は分かります。レンタカーは港で乗り捨てOKだったので、ターミナルの脇の駐車場に止めて荷物をまとめて降ります。
ここでお昼ごろ来る「フェリー太古」を待つわけですが、船が来るというのに人が全然いません。やや不安になってターミナルの建物の中をのぞくとどうも使われていないっぽい。
フェリーの時間が迫っているので、慌ててそばにいた釣り人に聞いてみたら、
「ああ、ターミナルは移転して対岸のあそこ!」と教えてくれました。
確かに今いるところの対岸に平屋の建物が見えて、車が停まっています。あぶないところでした。気が付かずのんびり車の中で待っていたら船に乗り遅れるところでした・・・。こんな立派な建物、もう使われてないとは思わないじゃないですか・・・。標識や看板も移転については全く触れていませんでしたし。
慌てて車に飛び乗り、対岸に向かいます。車ならほんの2、3分の場所です。急いで窓口で乗船券を購入。フェリー太古はすぐに港まで入ってきました。わりとぎりぎりのタイミング。
野母商船「フェリー太古」は広々として快適!
落ち着くヒマもないまま、小値賀島に向かう「フェリー太古」に乗ります。この船は、2014年にリニューアルしたばかりだそうで、船内は綺麗で広々とした印象です。
2等の座敷スペースは枕元に荷物入れがちゃんと設けられていたり、ラウンジっぽい場所も。なぜかスロットコーナーもあります。自販機も多彩。
インフォメーションカウンターの横には「太古」グッズや五島のお土産などを売るコーナーも。
自販機は色々ありました。そして船と言えばカップヌードルの自販機!
給湯器、電子レンジもありました。
なぜかスロットコーナーもあります。
指定客室の入り口です。
これはグリーン寝台。伊豆諸島の船で言えば、いわゆる「特二等」という区分でしょう。スペースも十分取られている印象です。
こちらはファミリー客室。4〜6人ほど泊まれるようです。
喫煙室もあります。
ほか、あちこちにパブリックスペースが設けられていて、のんびりくつろぐこともできます。あ、シャワーもありましたね。
「こんなデラックスな船だし、今度こそ船内で五島うどんを食べられるかもしれない」期待に胸がふくらみます。
が、あっさりとその期待は破れます。ひとしきり船内を回ってみてもやっぱり食堂はありませんでした・・・。
このフェリー太古、博多を23時に出て、五島列島の北から順に、宇久島、小値賀島、中通島、奈留島を経由して、終点の福江島には朝8時過ぎに到着します。
結構な距離と時間を航行するのに食堂がないのは、夜出て朝着く便だからでしょうか。でも帰りは昼間なので需要はあると思うんですがねえ。
かくして、この日のお昼はこうなりました。船に乗るとつい食べたくなるんですよね、カップヌードル。
船は定刻の12時10分に出港、一路小値賀島に向かいます。
小値賀島、到着!
そうこうしているうちに小値賀島に到着します。時間にして50分。13時の到着です。
船を降りた人は僕が最後だったらしく、すぐにここから乗る人達の乗船が始まります。
下船してすぐ目の前の「小値賀港ターミナル」内の「おぢかアイランドツーリズム」のカウンターで、明日渡る予定の隣の島「野崎島」の上陸の手続きをします。野崎島は基本的に無人島ですが、廃校を利用した施設を休憩所として利用できるのでその施設利用料などで1000円を払う必要があります。
その他に小値賀島に関することや、昼食ができるところ、買い物ができるところなどを教わります。
「まだ13時過ぎなので、お昼やってるお店ありますよ。ここと、ここかな」と、スタッフの方。
ここにきてちゃんと昼食食べられる機会があるとは・・・さっきカップヌードル食べちゃったよ・・・(笑) 「おぢかアイランドツーリズム」のみなさんは愛想もよく色々と質問にも答えてくださって助かりました。
ついでに電動アシスト自転車を借ります。6時間で1000円。これでひとまず宿まで向かいます。(続きます)
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