「青ヶ島」旅 その7 ど演歌を聞きながら
沖縄に台風24号が迫ってますね。島旅に行くと風や雨のことをイヤでも思い知らされることたびたびです。どうもいづやん(@izuyan)です。「青ヶ島」旅の第7回です。
島旅の醍醐味の一つは夕日・・・ですが
東台所神社から尾山展望所に引き返して、しばらく日が沈むのを眺めながら写真を撮ります。島旅の楽しみの一つに夕日や朝日があるのですが、夏場だと大抵宿の夕食の時間とぶつかって見られなかったり、見られても慌ただしく戻ったりと言ったこともしばしばです。今回の宿は夕飯の時間は7時だそうで、日没時間直後なので夕日を見る時間はあります。
今日一日晴れて天気はよかったのですが、日が落ちるに従って雲が出てきて綺麗な夕焼け、とは行きませんでした。残念。
ど演歌がお出迎え
宿に戻ってシャワーを浴びて夕飯を待っていると「今日はお客さん一人なので、夕飯は居酒屋の方でいい?」と言われます。宿の建物を一度出て、すぐ隣の居酒屋「おじゃれ杉の沢」ののれんをくぐります。
入るとまず島のおじさん方のカラオケがお出迎え。ど演歌です。昭和です。やや面食らいつつ、ビールを頼んで待っていると夕飯がお盆に載って出てきます。特に青ヶ島っぽいものはなしな感じです。島には漁港と呼べる規模のものはなく、漁船も数えるほどしかないので、あまり魚介的なものは出ないのかもしれません。釣りは大物が釣れると有名らしいのですが。
カラオケをBGMにカウンターのところを見やると、ウワサの幻の焼酎「青酎」が数本置かれています。ラベルが同じなのですが、下に札に名前が書いてあります。青酎自体は知っていましたが、それを作る家が数軒あり、その酵母ごとに味わいが微妙に違うのは初めて知りました。ラベルの脇にも名前のスタンプが押されています。
「発破するので港では泳がないように!」
ビールを飲みながら食事をしていると、隣の席の同年代の男の人2人組に話しかけられました。工事の仕事で来ているそうです。うち一人は与野本町に住んでいるとかでご近所さん!と盛り上がりました。今日着いた三宝港の補修工事をしてるんだとか。朝テレビで島民向けに「今日は発破(!)するので港で泳がないように」という放送が流れることもあるんだそう。すげえ・・・。
実は島に上陸した時には気がつかなかったのですが、三宝港にある巨大な鉄塔は漁船を陸揚げするクレーンとのことです。港に船を係留するスペースがないから陸に揚げておくしかないそうです。確かにあの港だと波の影響を受けずに船を置いておくスペースはないですね。この港のクレーンと船、見る機会がなかったんですよねえ。それはかなり心残りでした。
それにしても、一日目にして青ヶ島ならではのことを色々知りました。明日からも楽しみです。(続きます)
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