「青ヶ島」旅 その11 島の地熱をその身に感じる
先週末から涼しいを通り越して寒くなってきました。温泉やサウナが恋しくなる季節ですね。どうも、いづやん(@izuyan)です。「青ヶ島」旅の第11回です。今も続く青ヶ島の火山の息吹をほんの少しだけ感じる旅は続きます。
青ヶ島随一のリラクゼーション施設
地熱釜にフタをして、そばの青ヶ島随一のリラクゼーション施設?「ふれあいサウナ」に入ります。建物はコンクリ製で特に変わったところはありません。小綺麗です。入り口におじいさんがいて、お客かと思ったら受付してくれました。300円払うと黄色いバスタオルを渡されます。これがないとサウナでお尻をやけどするそうです。大抵サウナ行くとすでにタオルが敷いてありますが、ここは自分のを持って行って敷くようですね。
おじいさんに少し話しを聞きました。青ヶ島は掘ったらどこでも温泉が出るけど、海水が混じってるから塩辛いとか、しばらく雨が降ってないので畑の作物も枯れてきてるとか、サウナと言えば水風呂だけど、地熱で水道管が温められるから出るのはお湯だ(!)とか。
文字通りの熱烈歓迎
サウナの入り口は受付脇の階段を下って地下になります。ドアを開けて中に入り、サンダルを脱いで床に上がるとあっつい!!!!
靴を脱ぐところを間違えて少し手前の石に足を着いたら日差しで焼けた砂浜のような熱さです。慌ててフローリングの床に飛び移ります。入った脱衣所もすでにサウナかというほど熱気があります。入った脱衣所の向かって左が浴場、右が休憩室でクーラーが効いていてこちらは極楽です。
熱い熱い言ってても仕方ないので浴場に入りました。やっぱり熱いです。そしてひねる蛇口はすべて本当にお湯が出ます。湯船に水が張ってありますが、当然お湯になってました。あまりに全部熱いので段々おかしくなって一人でニヤニヤしてました。真夏に来るところではなかったかもしれません。
意を決して奥のサウナ部屋へと入ります。公式には温度は60度ということですが、夏だったこととずっと歩いて来たこともあって、ずっと熱く感じました。青ヶ島が吐き出す蒸気そのままな感じ。僕は乾式サウナなら一回大体10〜20分くらい入ってられますが、ここは5分で退散です。浴場でお湯を浴びて汗を流します。水風呂あればいいんだけどなあ。
他にお客がいないので休憩室で全裸でしばらくぜーはーしてからさっさと上がりました。受付のおじいさんには「カラスの行水だなー」と笑われました。いやいや無理ですって。受付そばの自販機でビールが売ってるのを神様に感謝しつつ買い、先ほどの地熱釜の仕上がりを見に行きます。
肝心のアレを忘れる
蒸し時間は30分くらいでしょうか。蓋を開けて誰かが置いて行ったハンガーでカゴを持ち上げると、熱気とともに玉子とじゃがいもがお出迎え。近くの休憩所に持って行って、さあビールでいっぱいやりつついただこう!と思って大変なことに気がつきました。
塩とか醤油がありません!!
そこではたと思い出します。ふれあいサウナのさらに向こうの施設は、蒸気を使って作る青ヶ島特産の「ひんぎゃの塩」製塩所だということを。そこで買ってくればいいじゃないか!
向こうから女性が歩いてくるので、製塩所はやってますかと聞いたら、なんと製塩所の方だということでした。製塩所はもう閉まってしまったけど、バッグに入れっぱなしになってた試供品があるからといただきました。なんという行幸! これで勝つる!
玉子は固ゆで、ジャガイモはほぼ食べごろでした。いただいた「ひんぎゃの塩」が甘めなのですごく合います。ビールも進みます。
しばらくするとお願いしていた宿の車のお迎えがあって一気に宿に戻りました。この日の夜も宿併設の居酒屋で夕飯。隣の席の中年のご夫婦から話しかけられます。島の郵便局で働いているのだとか。よかったら遊びにきてくださいと言われたので、明日行くことにしました。やっぱりこの島の人たちは話し好きみたいですね。(続きます)
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