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「利尻島・礼文島」旅 その2(利尻島) 空港で利尻富士に出迎えられ、うみねこゲストハウスに向かう

2016年の利尻島・礼文島旅のレポート、今回から始めていきます。5日間の旅路は一体どうなるのか。

まずはいつものように出発から。


帰りのことがすでに気になる旅立ち

僕の島旅はいつも時間との勝負で出発は夜も明けきらない頃、が当たり前なのですが、今回は違います。

新千歳空港から利尻空港へ飛ぶANAの飛行機はお昼過ぎの便しかないので、それに合わせて羽田空港は11時の便に乗ることに。平日の朝のラッシュにも巻き込まれず、のんびりと空港に向かいます。

一見順風満帆、何の憂いもない旅の始まりですが、数日前から気がかりがひとつありました。本州の南にできた台風10号です。

発生してしばらくは太平洋を真西に移動、そのまま沖縄方面に行くと思われましたが、旅の数日前から沖縄より少しずつ東に引き返してきているのです。長期の天気図予報だと、僕が東京に帰ってくる日にちょうど関東を直撃。衛星写真の雲の密度も半端ない。

「北の島だからと安心してたのに、出待ちとはやるじゃん・・・」

と心配の種が頭の中で育つのを感じつつ、羽田空港から新千歳空港へ。

「え、札幌めっちゃ雨降ってる」

空港での乗り換え時に外を見ると、結構な雨。旅へのテンションもやや下降気味。

とはいえ、そんな感傷に浸るヒマもなく利尻空港便へ乗り換え。お昼時だけどお昼を食べる時間もないのが残念なところ。

また機上の人となり、50分で利尻空港に到着。


CAさんの粋なアナウンスで、幸先の良い利尻島旅スタート

「新千歳空港は冷たい雨でしたが、利尻島はみなさまの到着を待っていたかのような晴天です。みなさま、飛行機を降りて振り返ると、飛行機と利尻富士を一緒に写真に収めることができます。お時間に余裕のある方はぜひどうぞ」

着陸時のCAさんのアナウンスが粋でした。

飛行機から連絡誘導路上に降りて振り返ると、そこには確かに晴れた空に大きく利尻富士が見えています。台風や札幌の雨のことなど一気に忘れるほどのパノラマが広がっていました。

幸先いい! と喜び勇んで空港からバスに乗り、鴛泊港へ向かいます。利尻島でお世話になる宿がそこにあるのです。

飛行機を降りた人はそこそこいましたが、ほとんど宿の送迎車で散らばっていき、空港からバスに乗ったのは自分を含め4人。出発したバスの車窓からも利尻富士の姿が見渡せます。

空港から終点の鴛泊港まではバスでおよそ15分。

港には2階建ての綺麗なフェリーターミナル、その前には食堂やお土産屋が並んでいて、いかにも島の玄関口という風情。宿に向かう前に、その並びの脇にちょこんと鎮座している小屋に用があります。

鴛泊近辺でスクーターを貸してくれるところはおそらくここ以外はないであろうお店、「雪国レンタル」。事前に電話をしたところ予約は受付けていないそうで、正直ちょっと不安でしたが、ちょうど返す人もいたし、よく考えたらハイシーズンを過ぎた平日。余裕はありそうで、無事借りられることに。

明日の夕方17時まででガソリン代込み、7000円。先払い。スクーターは借りられても結構高いところが多い中、この値段設定はありがたい。これで利尻島での足は確保できました。


利尻うみねこゲストハウスへ

スクーターに乗り、フェリーターミナルから歩いても3分ほどの「利尻うみねこゲストハウス」さんへ。ここが、今回の旅の宿です。

前回も書きましたが、ここのオーナーさんとは都内で知り合いを通じてすでにお会いしたことがあり、このゲストハウスに泊まるのも今回の旅の目的の一つ。

玄関で声をかけると、奥さんのかなこさんが出迎えてくれました。オーナーである西島徹さんは出かけていて不在とのこと。

チェックインの手続きを済ませると、たまたま空きがあるのでドミトリーではなく個室にしてくれるそうで、ありがたくご厚意に甘えることに。

西島夫妻は僕以上にあちこちの島に行っているそうで、新婚旅行もトカラだったとか。チェックインしたのに部屋には行かず、しばらく奥さんと島旅話しで盛り上がってしまいました。口之島以外のすべてのトカラの島に行っているというのは凄い。

去年までは具体的に動いていなかったゲストハウス開業の話しは、元旅館であるこの建物のオーナーが売りたいという話しを聞き、とんとん拍子で進んでオープンできたとのこと。本当に港の目の前だし、晴れていれば利尻富士が正面に見えるという最高の立地。

オーナーの西島夫妻は旦那さんがネイチャーガイドで奥さんがバスガイド、という、利尻島を知り尽くした旅好きのお二人。きっと色々面白いお話しも聞けるに違いありません。

写真は、宿の正面から見た景色です。港の向こうに利尻富士。今はちょっと雲に隠れてしまっていますが。

とはいえ、宿がいいと旅もきっといいものになるでしょう。(続きます)

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