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しごとバー「写真で語る離島ナイト」にて、島旅を語ってきました

旅好き、島好きが集まる空間はなぜこんなにも楽しいのでしょう。どうも、いづやん(@izuyan)です。

去る2月18日に、「写真で語る離島ナイト」と称して、イベントに出させていただきました。その時のレポートをお送りします。


「しごとバー」とは?

「写真で語る離島ナイト」は、「しごとバー」という定期開催のイベントのひとつとして行われました。

「しごとバー」とは、清澄白河の求人サイト「日本仕事百貨」さんが運営する「リトルトーキョー」にて定期的に開催されているイベントですが、公式サイトからの言葉を借りると、こんなイベントです。

世の中にはいろいろな生き方・働き方があります。講演会に行って話を聞いたり、インターンシップを体験したり、実際に働いてみないとわからないこともたくさんあると思います。

しごとバーではいろいろな分野で働いている人をバーテンダーとしてお招きして、気軽にお酒を飲みながら話を聞く場所です。2014年2月からはじまりましたが、毎日いろいろな方に参加いただいています。

公式サイトの告知ページを見ていると、本当に多彩な人が毎日のようにしごとバーで様々なことを話しているようです。


写真から島の食と旅を語る

今回、日本仕事百貨さんと繋がりのある離島キッチン広報企画担当のハッピーこと幸ちゃんからお声がけいただいて、しごとバーに参加させていただくことになりました。

題して「写真で語る離島ナイト」。

僕ら二人が島で撮った写真を通じて「島の食」と「島の旅」、離島の魅力を二つの角度からお伝えしたいと企画しました。

島まで行かないと知ることのない独特の「食」や、島でしか見ることのできない「風景」、そこで出会った人々を、写真とトークでお届けできたらと思い、準備を進めてきました。


不思議なバーカウンターとコミュニケーションスペース

イベントの開場は19時ですが、僕らは18時ごろ会場入り。当日の打ち合わせと、僕が少し持ってきた島の写真をバーの壁に飾る準備を進めました。

バーカウンターは、バーのあのこぢんまりしたまとまり感を出すためでしょうか、壁に囲まれています。中に入ってカウンターの前に立つと不思議に落ち着きます。

持ってきた島の写真は以前別のイベントで展示したものですが、参加したみなさんからは結構頻繁に「ここどこの島ですか?」とか「ここ行ったことあります!」といった言葉から色々な島旅の話しに発展していって、思いつきでも貼ってよかったなと思いました。

カウンターには島のお酒もいくつか用意されていました。新島の焼酎は飲みやすくて、イベントの間ずっと飲んでました。


20時前にはたくさんの人が

19時の開場後しらばくは全然人が集まらなくて、表面上は涼しい顔をしつつだいぶ焦っていましたが、20時頃には20名以上の方が来てくださいました。顔見知りの島好き、初めましての方、入り乱れていて感慨深い。

お一人で来られた方もちらほらいたようなので、こちらから声をかけさせてもらいました。どんな島を旅しているのか、とか聞きたいじゃないですか。

20時半頃から、バーカウンターの内側に立って、簡単な自己紹介と「なぜ島にハマったのか」という話を幸ちゃんと交代でさせてもらいました。

僕のきっかけはイルカと泳ぎたい一心で行った小笠原、幸ちゃんは仕事で行った奄美大島を通して、島に関わるようになっていったというお話。質問もいただいて楽しかった。バーカウンターの内側という空間も不思議に落ち着きますね。ちょっとだけバーテンダーさんの気分が味わえました。


スライドを見てもらいながら島の話を

自己紹介と島に関わるきっかけを話し終わった後は、乾杯のあいさつをさせてもらって、場所を移動。バースペースの外でスライドを交えて島の話をさせてもらいました。

僕は、五島列島の小値賀島、野崎島、中通島で見てきた景色やそこで出会った人たちの話を、幸ちゃんは小豆島の食の話を、それぞれの写真を映しながら聞いていただきました。

僕は特に、小値賀島の「民宿たとみ」「喫茶タートル」のご主人、トムさんと出会うことで、いつもの島旅とは一味違う、その景色の後ろに隠された歴史を意識できたということをお伝えしたかった。

中通島(新上五島町)でも居酒屋女島での出会いや、泊まった宿「サンライズホテル青方」の支配人さんの情報を元に、観光客が見落としてしまいがちな場所を訪れることができたこと。

島だと地元の人との繋がりができやすく単なる旅がもう少し深い意味を持つ、ということが少しでも伝えられたらと思ってお話しました。

幸ちゃんの小豆島の話も、島まで行かないとわからない、食べられない「食」の話で本当に興味深かったです。

島に行くと「普段自分たちが食べているもの」を「お客さんに出すものではない」と思って、知らないうちに帰ってきちゃうことがあるんですが、そういうものの方が実は島にしかないものだったりするわけです。

そこにスポットを当てた幸ちゃんの写真と話は、僕らの空腹を刺激するには十分すぎるほどでした。


島の写真を撮り続ける意味

今回のイベントを準備するにあたり、幸ちゃんと僕でスライドに何を載せるのか、何を目的に話すのか、を何度か話し合いました。

ひとつは、イベントの趣旨としても載っている「島まで行かないと知ることのできないものを、写真で伝える。そして島に興味を持ってもらったり、島へ行くきっかけとなってくれれば」ということです。

もうひとつは、写真を撮ることで、「風景」だけでなく「文化」や「人」、「歴史」といった背景まで伝える・守ることもできるのではないか。ある意味大それた思いですが、二人ともそういった意識は少ながらずあるとお互い確認できました。

スライドに載せる写真が固まった時に、二人の写真の違いにも話が及びました。

幸ちゃんはプロとして商業写真を撮っているので、「一枚で完結するよう演出した写真」、僕は旅が始まってから終わるまでの一連の流れを語る「組写真」。それはそのまま旅や島に対する思いやスタンスの違いでもありそうです。

そこまで大げさな思いは今回のスライドでは伝わらなかったと思いますが、ちょっとだけでも知っておいて欲しいと思うのです。


トーク後の交流は夜遅くまで

21時半頃までにトークを終えると、あとは参加者同士の交流時間です。

顔見知りや友人もたくさん来ていただきましたが、初めましての方もいらっしゃったので、お話を聞かせてもらいました。

「島には興味があったけど行ったことがなくて、今日は最初に行くオススメの島を聞きに来ました」という方。

「まだ7島くらいしか行っていないけど、最初に行ったのは青ヶ島です」という方なんかもいらっしゃいました。すごいですね。あ、青ヶ島のスライドも用意していたのですが、時間の関係で今回残念ながら割愛でした。また機会があれば。

いろんな方とお話をして、気がつけば終電ぎりぎり。

今日参加いただいた方がどんな思いを持ち帰ってくれたかはわかりませんが、「よし、島に行こう!」と少しでも思ってくれれば、今回のイベントは大成功だと言えるのではないでしょうか。

最後に、離島キッチン広報企画担当で今回の相棒の幸ちゃん、リトルトーキョーの今井さん、雪下さんには改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました!

また島旅好きの輪が広がるようなイベントを開催して、僕の趣味である「島流し」(島旅に興味のある人の背中を押して島に行かせる)が捗ると楽しいですね!

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