「五島列島」旅 その19(中通島) どこまでも続く蒼い遠浅の蛤浜。昼食難民をかんころもちに救われる。
青い海と島の空気が足りません! 手が震えてきます! どうも、いづやん(@izuyan)です。
五島列島旅の第十九回をお送りします。中通島の北端まで到達して、島の中のほどまで戻ってきました。腹が、減っているのです。
青い遠浅の蛤浜
昨日、宿のそばの居酒屋「女島」で色んな話が盛り上がった時に、「有川にある蛤浜(はまぐりはま)は綺麗なので絶対に行ってください!」と、カウンターで飲んでた女の子に言われたのを思い出しました。
ちょうど有川方面に行って昼食をとろうと思っていたのでついでに寄ってみることにします。
有川の少し手前で主要道路をそれて海岸の方に向かいます。駐車場に車を停めて松の防風林を抜けると、白い砂浜と遠浅の青い海が広がっていました。左右を低い山に囲まれた入江になっていて、打ち寄せる波も穏やか。晴れた休みの昼間ということもあって家族連れの姿もあちこちに見えます。
波打ち際まで行くと、遠浅のライトブルーから徐々に濃い色に変わっていく海の様子がさらによく分かります。夏だったらひと泳ぎしたくなること間違いなしの海。
よく晴れた青い空と、静かにゆっくりと打ち寄せる波が実に心地いい。ゆっくりとぼーっとしたくなるような場所です。僕にとっての遠浅の海は、千葉県の内房の潮干狩りができるところというイメージがあるので、こんな澄んだ青い遠浅の海はにわかには信じられなかったりします。かといって沖縄の海とも違う。不思議な印象です。
ひとしきり写真を撮っていると、「こんにちはー!」と言いながら近づいてくる人がいます。よくよく見ると昨日「女島」で飲んでてこの蛤浜を勧めてくれた女の子でした。
「ずーっと声かけてたのに聞こえてないみたいだったので、来ちゃいました(笑)」と言って笑います。写真撮るのに夢中でまったく気が付きませんでした。聞けばサーフィンの練習をしているそうで、確かにさっきからサーフィンを教わってる人たちがいるなあと思っていましたが、まさか顔見知りだったとは(笑)
波も穏やかで遠浅、人もまばら、練習するにはうってつけの場所でしょう。少し話をして、彼女はまた練習に戻って行きました。
昼食難民再び
そういえば空腹なのを思い出しました。蛤浜からすぐ近くの有川港ターミナルに向かってみます。
特徴的な屋根の有川港ターミナルです。そばの広場にはクジラとイルカの像が。ここ有川はその昔捕鯨の町として栄えたそうで、ターミナルの1階には「鯨賓館ミュージアム」という捕鯨の歴史を知ることのできる資料館があります。今回は残念ながら時間がなくてスルー。
有川港ターミナルなら14時を過ぎても五島うどんが食べられるだろうと思ったのですが、食堂は無情にも14時で閉まっていました。え、こんなに船待ちの人がいるのに閉めちゃうんだ・・・。
またしてもお昼を食べ損なう危機に見舞われたので、仕方なく食堂の隣にあった売店で真空パックの「かんころもち」を買いました。普通、かんころもちは薄く切って焼いて食べるのですが、これは真空パックで搗きたての柔らかさなので、そのまま食べてOKだそうです。しっかりしたサツマイモの風味に加え、中に餡も入っててさらに美味しいです。でも、五島うどん食べたいんだよなあ。
有川港ターミナルのすぐそばに「五島うどんの里」という施設もあってちょっと期待したんですが、ここも食事するところは14時まででした。無念。これでこの旅三度目の昼食難民です。まあ、島旅ってそういうものだから、と自分に言い聞かせます。
少し休憩をして時計を見ればもう16時を回ろうとしていました。今日は日が暮れるまでに行きたい場所がもうひとつあるのです。(続きます)
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