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離島の祭典「アイランダー2016」で各島のブースを回ってきたのでレポートするよ

冬場だとやはりうちのブログもアクセスが落ちてきてます。冬の島もいいと思うんですけどね。どうも、いづやん(@izuyan)です。

前回の記事は、アイランダーの「しまステーション」にてトークセッションに参加させていただいたものでした。長くなってしまったので、アイランダーの各島のブースレポートは今回に分けさせてもらいました。

開催後大分時間が空いてしまいましたが、気になった島のブース、見ていきましょう。


アイランダーってなにさ

前回も書きましたが、「アイランダー」とは、200を越す島々のブースが池袋はサンシャインシティのイベントスペースに並ぶ、離島の祭典です。主たる目的は「離島へのUターン・Iターンなど、移住促進や求人」なのですが、各島のブースでは観光情報のアピールや物産の販売も活発に行われ、都内にいながらにして日本全国の「島を感じる」ことのできるイベントとなっています。

会場入口には出展している島の地図が貼り出されています。

離島の求人は、今年も色々貼り出されていました。地域おこし協力隊の募集も散見されます。早速「決まりました」なんて求人もあったりしましたね。

今年の会場には、日本離島センターが選定した「しま山100選」が公表されていました。知ってる島の山、知らない島の山、色々ありましたね。隣には、100山全てのデータを記載したカードを持ち帰れるようになっていました。


佐渡島は今年も行列が出来ていた

去年からでしょうか、新潟の佐渡島ブースでは行列ができるようになっていました。お目当ては佐渡金山の金塊を模したものを箱から取り出すというチャレンジ。

今年もアイランダーで一番の行列でした。これ、一見力の強い男性が有利と思いきや、手が大きいので逆に難しかったりします。金山があった佐渡島のイメージを簡単に広める実によいPRですね。


口永良部島ブース

2015年に噴火し、全島民が非難を余儀なくされた口永良部島。約1年の避難生活を経て、今年の6月末に帰島できることになったのは記憶に新しいです。左は島への帰還など様々なことに尽力された島民の山口さん、右は名古屋在住で口永良部島に足繁く通い、避難生活をしている島民のみなさんに色々と支援を続けた中村さんです。なぜか、利島のTシャツ着てますが(笑)

中村さんとは、昨年の「島系」主催の口永良部島応援企画でお会いして、その後もアイランダーで再会。一年ぶりにまたお会い出来ました。

「いづやん、これ着けて!」と差し出されたのは上記応援企画の時に購入した「口永良部島応援リストバンド」。「アイランダーの時は着けておいて!」とのこと。喜んで二日間着けましたよ。口永良部島の今を見に行きたいものです。


佐世保市ブース

昨年の五島旅で、渡ることができなかった宇久島。少しお話をさせてもらいました。次は行きます!


五島市ブース

「今年は物販のブースが別になるので思いきってやめて、代わりに五島産椿でバターナイフ作りの体験をしてもらうことにしたんですよ」と、五島市市役所の松本さん。

会期中はいつ行ってもお客さんで賑わってました。二日目の日曜日になると椿の木がなくなってしまったので、折り紙で椿の花を折るというワークショップに切り替えてましたが、これも好評だったようです。

「2020年は東京オリンピックの年ですが、五島市では『国際ツバキ会議』が開催されるので、『ツバキの年』です!」


家島ブース

昨年のアイランダーでちょこっとお話を伺った「いえしまコンシェルジュ」の中西さんが今年もいらしてました。

「来年、家島の隣の男鹿島(たんがじま)でゲストハウスをオープンさせますんで来てください」とのこと。

「家島は本土の姫路から船で20分と近いこともあって、訪れた方が島で泊まることもなくすぐ帰ってしまうのが悩み。それと、家島を盛り上げるための仲間をもっと増やしたい」とは中西さんの言葉。

家島と言えば、島の物産を買える「しまマルシェ」の家島コーナーに寄ったら、昨年も家島ブースにいた中山さん(左)がいました。顔見るなり「おーお久しぶりですー!」と相変わらず元気な声。アイランダー1日目の午後ですでに声はやや枯れ気味(笑) 

去年家島の「のりっこ」という海苔の佃煮を買おうと思ってたら売り切れてしまって、ようやく一年越しに元気な家島のお姉さま方から買うことができました。




愛知の島と知多娘。

愛知の島、篠島、日間賀島、佐久島のブースの前を通ると、衣装を着た可愛い女の子が。聞けば愛知県知多半島のPRイメージキャラクターの「知多娘。」だそうで。

知多娘。のサイトも気合入っていて、こういうPRもありだなあと思う次第です。


まさか都内で着ることになるとは...

今年の夏、北海道の離島、利尻島、礼文島を訪れたのですが、利尻島では「うみねこゲストハウス」にお世話になりました。

この日「総合情報コーナー」で「島宿紹介コーナー」を担当していたのが、この「うみねこ」のオーナーの西島徹さんです。

都内で再会して色々お話をさせてもらっていたら、
「はいこれ」と奥から出してきたものを手渡されました。

うみねこの着ぐるみです...(笑)

これ、「うみねこゲストハウス」滞在中、他のお客さんが船で島を出る時に見送りについていった時にも着たんですが、まさか都内で着ることになるとは思っても見ませんでした。

そんな「うみねこゲストハウス」さんは、利尻島でガイドをされている西島さんご夫婦が運営しています。冬期はお休みですが、西島さんの人柄や利尻富士が見える談話室など実に居心地の良い宿でした。


利尻島(利尻町)ブース

今年、知人の誘いで国土交通省主催の、都内の企業と離島とのマッチングイベント「しまっちんぐ2016秋」に参加させてもらったのですが、その時に利尻島から参加していたのが、利尻町役場の佐藤さん。1ヶ月ぶりの再会です。

利尻のPRを様々な面からバックアップしている方で、次はぜひ島に会いに行きたいですと伝えました。やっぱり地域のために頑張っている人に現地で会って話しを聞いたり活動を覗かせてもらうのは、大いに刺激になると思うのです。




天売島・焼尻島ブース

昨年もこのお二人の写真を撮らせてもらったんですが(笑)、左が焼尻島の地域おこし協力隊、おっくんこと奥野さん、右が今年8月までが任期だった天売島の「元」地域おこし協力隊の宇佐美さん。

同じ時期に隣合った島で地域おこし協力隊として活動を始め、島に根を下ろす一環としてお二人ともゲストハウスの開業を目指して活動されていました。

天売島の宇佐美さんは今年7月に「ゲストハウス天宇礼」をオープンしたばかり、おっくんは来年のオープンを目指して奮闘中です。

このブログでは昨年2015年に行った時の天売島・焼尻島のレポートがまだ始まったばかりですが、それぞれのゲストハウスにはぜひ行ってみたいと思いますので、その時はよろしくお願いしますね。




知夫里島ブース

今年のゴールデンウィークに隠岐諸島を回ったのですが、天候悪化のため、最後に渡る予定だった知夫里島には行けずじまいでした。知夫里島ブースで少し島のお話を伺いました。次は、必ず行きます! 写真は知夫里村観光協会島おこし協力隊の土井さん。




沖永良部島ブース

沖永良部島はずっと行きたいと思いつつ、まだ行けていない場所の一つです。

右の女性は今年離島キッチンのランチトーク会に参加してくれたのが縁で、その後も仲良くさせてもらっている川島飛鳥さん。学生の離島インターン「島キャン」で沖永良部島を訪れあっという間に沖永良部島ファンに。

気がつけば離島キッチンでスタッフになっていたり、島キャンのスタッフや奄美群島の観光のお手伝いをしたりと、すっかり島の人に(笑)

そうそう、オススメしてもらって買った沖永良部島の黒糖焼酎「昇龍」うまかったです!


株式会社海風舎「島へ。」ブース

島旅好きとして昔からお世話になっている雑誌「島へ。」の海風舎さんのブースでは、1日目はカベルナリア吉田さん、2日目は松鳥むうさんがいらっしゃいました。

カベルナリア吉田さんには著書にサインをいただいてしまいました。ありがとうございます!

スタッフの女性に挨拶させていただいたら、「Twitterこっそりフォローさせてもらってます〜〜」と言われ気恥ずかしさで挙動不審に(笑) でもありがとうございます。

今発売中の八丈島特集も、知ってるお店が出ててニヤニヤしたり、知らないことも載っていたりと、見どころたくさんですよ!




離島経済新聞社ブース

「離島経済新聞社」通称リトケイさんのブースもありました。今までなかったのが不思議で、今年初出展だそうです。

中央はリトケイ編集長の鯨本さん、左が同じくリトケイの大久保さん、右が三宅島で島の子どもや若者のための地域づくりを目指す一般社団法人アットアイランドのいとーまんこと伊藤くん(三宅島の前掛けが似合いすぎでしょう...)

ブースではアンケートに答えると、リトケイの最新号がもらえちゃうという太っ腹ぷりでした。僕もこれからの島旅に何かテーマを見つけて、いつかリトケイに書かせていただきたいものです。




しまマルシェ

2016年初の試みとして、今まで各島のブースで一緒だった移住定住案内と物産を分けて、「しまマルシェ」という物産のみのエリアを設けていました。

一箇所で39の島々の自慢の品が買えるようになっていましたので、人をかき分けながら色々とチェックしました!


八丈島のブースでは、昨年のアイランダーで知り合って、この夏お店を見学させていただいたくさや作りをされている長田さんがいらっしゃいました。ミス八丈島も一緒にぱちり。

長田さんのくさやは鮮度に非常に気を遣っていて、お店で説明を聞かせてもらいましたが、「くさや作りってこんなに奥が深いんだ!」と驚いたのも記憶に新しいです。その時のことは、必ず記事にしたいと思います。

もちろんくさや、買わせていただきました。八丈島のは匂いもマイルドで島の焼酎と合わせると最高なんですよ。


お次は、「種子島屋久島振興協議会」のブース。種子島や屋久島の物産が置かれていましたが、焼酎は展示と試飲のみで、買うことはできませんでした。残念。

ほかにも鹿肉の燻製や、サバの生節の試食があり、美味しかったので生節の真空パックをひとつ買いました。


愛媛の関前諸島のブースでは、岡村島で「まるせきカフェ」を営んでいる成田さんが、カフェで出しているスイーツやコーヒー豆を販売していました。

成田さんは地域おこし協力隊として岡村島に移住、地域おこしと任期後の定住を目指してカフェを開業。岡村島、以前から気になっていたのでお話を少し伺って、焙煎した4種類の豆のセットを買わせてもらいました。


淡路島・沼島ブースでは、愛想たっぷりのご主人から、淡路島の手延素麺を買わせてもらいました。

ブースには何種類かの手延素麺が置いてあったのですが、その中に、ラベルが貼っていない、髪の毛のように細い素麺があり、一体何なのかと思っていると、

「これはね、京都や奈良の料亭でお吸い物なんかにちょこっと入れるための素麺なんですよ」

ほほう。でもこれ細いからすぐ切れちゃいそうですね。

「そう思うでしょ? 手延べで、コシがしっかりしてるから口に含んだ時も一本一本がちゃんとわかるものなの。一般には流通していないんだけど、今回は特別に持ってきました」

と、満面の笑みでおっしゃるじゃないですか。そんな貴重なものなら買わないわけにはいかない。普通の手延素麺と一緒に購入です!


今回のお土産

毎度アイランダーの楽しみのひとつ、島の物産の買い出しですが、こんな感じです。

左上から、カベルナリア吉田さんの「絶海の孤島」もちろんサイン入り、沖永良部島の黒糖焼酎「昇龍」、忽那諸島ブースでミカンを買おうと思ったら売り切れで残念がってたら「持ってって!」といただいたレモン、小値賀島の魚醤、八丈島のくさや、左中央に戻って家島の「のりっこ」、その下は岡村島のまるせきカフェのコーヒー豆、上五島の五島うどん、右下が淡路島の手延素麺です。

アンケートに答えていただいた離島経済新聞最新号、八丈島のレモン塩や、屋久島のサバの生節なんかも買ってたのですが、入れるのを忘れて撮ってしまいました....。

今回も多彩なアイランダーでした。ここで知り合った方々のいる島に、ぜひとも行かねば、ですね。

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