「天売島・焼尻島」旅 その3 フェリーおろろん2に乗って、天売島へ渡る
北海道の荒天はおさまったんでしょうかね。やはり気になります。どうも、いづやん(@izuyan)です。
天売島・焼尻島旅の第三回をお送りしますね。飛行機、電車、バス、ワゴン、と乗り継ぎ、ようやく羽幌港に到着しました。
ターミナルをうろつく
羽幌港のフェリーターミナルは新し目の綺麗な建物でした。観光案内所、乗船チケット売り場、食堂があります。
入り口にはさりげなく沿岸バスの萌えっ子キャラクター「観音崎らいな」ちゃんのポップが佇んでいます。
フェリーターミナルについたのが、13時30分前。すぐに乗船券を買いに行きますが、出港30分前からということで出直して、ターミナル内をうろついてから再度買いに行きました。
船が出るまでは30分ほどあるので、食堂で何か食べようと思います。が、行きのバスの中で小腹が減ったのでドーナツをつまんでしまい、それほどお腹が減っていない。
メニューを見ると、「1日限定10食 はぼろ産 甘えび丼」という文字が。羽幌町は甘えびが特産みたいですね。しかしそれほど腹は減っていないのです。
散々悩んだ挙句、「海老おにぎり」にしました。2個300円。食堂でもおみやげに売っている「天然甘えび丸干しふりかけ」がたっぷりかかったおにぎりです。
食堂のカウンターに座って外のフェリーを眺めながらほおばっていると、そばの人が甘えび丼を食べているのが視界に入ります。本当にうまそう。ドーナツ食べるんじゃなかった・・・。
食堂のお土産棚を見ると、甘えび丸干しふりかけの他にも、先ほどのワゴンを飾っていた萌えキャラクター「観音埼らいな」のパッケージの「えびみそラーメン」なんかも売っています。この徹底ぶり。すでに心の中のいくばくかを占領し始めています。帰りに必ず買って帰ろう。
天売島、焼尻島に向かって出発
出港10分前にフェリーに乗船します。臨海学校らしき子どもたちも大勢乗っていて、船上は賑やか。船内の座敷スペースも結構な人で埋まっているので、荷物を置いてデッキに出ます。
14時、晴れた空の下、定刻通りに船は出港します。ここからは焼尻島を経由して1時間35分の船旅。
日差しは夏のものですが、北の海の風は涼しくて心地いい。風すらも熱を持った都内とは大違いです。
フェリーとしては小さい方だからか、港を出るとそれなりに揺れます。冬場だと結構揺れるだろうなと言う印象。
1時間で、まずは焼尻島に到着です。港のケーソンにペイントしてあるのも離島の港らしい。
「天の贈り物 オンコの島」というキャッチフレーズが書かれた赤い屋根の焼尻フェリーターミナルが目に入ります。オンコは北東北や北海道の言葉で「イチイ」の木のこと。
デッキから港を見ていると、大勢乗っていた子どもたちはここで降りるようです。焼尻島にはキャンプ場があるので、そこを使うのでしょうか。天気もいいし、島の楽しい思い出ができるといいのですが。
天売島到着!
大勢のお客を降ろしたフェリーは、最後の目的地天売島に向かって港を出ます。
船の背後には、焼尻島の姿。
時間にして30分。すでに視界には天売島が広がっています。焼尻島より起伏のある緑の島影です。
赤と白の灯台の脇を抜け、天売島の港に近づきます。フェリーターミナルで船を待つ人の姿はまばら。その光景が、北の小さな島に来たことを実感させます。
写真は、下船直前に撮った船内の様子。
15時35分、定刻通りに天売港に接岸しました。家を朝4時に出てから、実に11時間の旅でした。さすがの僕も
「遠かった!」
と率直な感想が口をついて出ます。
旅路の遠さは島への期待となって心を躍らせています。フェリーターミナルの脇に立っている巨大な「オロロン鳥(ウミガラス)」の像が歓迎してくれているような気さえします。(この像は老朽化したとのことで、2016年9月末に撤去されました。残念)
港の風景を一通り撮り終えると、宿の送迎バスに乗り、島での滞在先である「島の宿 大一」さんに向かいます。(続きます)
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