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雑誌「SINRA」復刊!

人には、その人を形作っているなにかしらのルーツがいくつもあるものです。どうも、いづやん(@izuyan)です。

僕が島やそこを旅するのにハマり始めた頃、むさぼるように読んでいた雑誌があります。それは僕の嗜好のルーツのひとつと言ってもいいほどです。


我が目を疑った

「俺は・・・夢でも見ているようだ・・・」

「孤独のグルメ」の主人公 井之頭五郎が、朝から飲める赤羽の店を見た時に思わず独白したように、僕は今日、書店の雑誌棚を見て同じことを口走りそうになりました。

14年前に休刊になった雑誌「SINRA」の、見慣れたロゴが並んでいたからです。

僕にとっての初めての島は1995年の小笠原、父島、母島。この頃から自然写真、動物写真の魅力に取り憑かれ、自分でも下手の横好きで撮ったり、当時いくつもあった自然写真系の雑誌を買い漁ったりしていました。

その中でも新潮社から刊行されていた「SINRA」は、動物写真の他に、旅のレポート、自然科学のルポなど多彩な記事で楽しませてくれて、一番のお気に入りでした。

それが、全く同じロゴで目の前に並んでいる。思わず手に取ってレジに持って行くまでに時間はかかりませんでした。


SINRAらしさは健在

巻頭のグラビア「森羅万象」から、復刊記念エッセイは我らが椎名誠! 佐渡島と小豆島の特集もあったりしてニヤリとします。特集は「田園回帰の時代」として、自然と寄り添って生きる人などを紹介しています。

センターグラビアは岩合光昭の猫写真。これもかつてのSINRAの王道。そういったSINRAらしさも残っていれば、より人の暮らしにフォーカスしている新しい部分も見受けられます。

今でも部屋には古いSINRAが残っています。椎名誠が小笠原を旅する特集号は捨てられずにずっと本棚に眠っていました。島を特集した号もいくつかあります。

今、この雑誌が以前と同じ名前で帰ってきた意味を自分のなかで理解するにはもう少しかかりそうですが、それでも今の自分を形作っているルーツのひとつが帰ってきてくれたことに、嬉しさを隠すことはできません。

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