「東京都」がどこからどこまでか、言えますか?
夏休み1日目は疲れが出ていたので自宅でゆっくりしました。直前でも行ける島を猛然と調べたりしていましたが・・・。どうも、いづやん(@izuyan)です。
僕は、普通の人が行ける「東京の島」に大体全て行ったことがありますが、では「東京都」とはどこからどこまでいうのでしょう?
「東京」は実はものすごく広い
みなさんが「東京」と言われて想像するのは、特別区としての「東京都区部(23区)」と「多摩地域(市郡)」だと思いますが、それ以外に「島嶼部」があります。いわゆる「東京の島」ですね。
東京の島、としてある程度の認知度があるのは、やはり「伊豆諸島」(昔は伊豆七島とよく言われていました)でしょう。伊豆と名前がついていますが、静岡県が管理しているわけではありません。明治時代までは静岡県が管理していたという歴史がありますが、れっきとした東京の島です。
伊豆諸島は、大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島、の有人9島と、いくつかの無人島を有しています。本州の東京から南に300キロ広がっています。
さらに南700キロ先には、小笠原諸島があります。小笠原諸島も島の数は多いですが、人が住んでいるのは「父島列島」の父島、「母島列島」の母島、「火山列島」の硫黄島、のみです。
それらの諸島に属さない「国境の島」として、沖ノ鳥島、南鳥島、があり、これも全て含めて東京都、なのです。
地図で見ると広さが分かる
Google Maps で先ほどあげた東京の主要な島にピンを立ててみました。
赤が伊豆諸島、青が小笠原諸島、緑が国境の島、です。ピンをクリックすると島名が表示されます。東京都の島嶼部は、実に南北1200kmにわたって続いているんですね。小笠原諸島まで行くと、それこそ本州よりグアムなんかの方が近い。「東京」と言っても本当に広大なんだと分かってもらえたでしょうか。
小笠原の父島、母島にも何度か訪れたことがありますが、交通手段は船のみで、片道25時間。25時間あれば本州の都内からなら地球の裏側に行ける時代に、同じ「都内」なのに25時間もかかる。どれだけ遠いんだと思います。そりゃ気候、風土、植生からしてもういわゆる「都内」とは全く違うものになります。さらに南の硫黄島にはなんとサソリもいるとか。
普通の人では行けない島もある
冒頭で、「普通の人が行ける東京の島には全部行った」と言いました。伊豆有人9島と、小笠原の父島、母島。これは「人が住んでいて民間人が上陸できる東京の島」です。無人島はツアーやチャーター船で上陸できる場合もありますが含めていません。
それ以外に、人が住んでいる島があります。硫黄島と南鳥島です。
ここは自衛隊と気象庁の職員が交代で勤務しており、基本的に一般の人が立ち入ることはできません。行く手段もありません。でも島旅好きとしては、なんとしても行ってみたい。行けるなら仕事を辞めることも辞さないくらいです(笑) 行けない島にいかに行くか、この話しはまた別の機会に。
一口に「東京」と言っても実は広大で、どこを見ているかで人によって感じるものが違うと思うのでは、というお話でした。
ああ、南鳥島に行ってみたい!!
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