福岡の猫島「相島」旅 その7 狭い路地にもネコがたくさん
島の写真を見ているとどうにも島に行きたくなって仕方がなくりますね。どうも、いづやん(@izuyan)です。
福岡の猫の島、相島旅の第七回をお送りしますね。今回で最終回です。
飛行機の時間が18時ですが、ぎりぎり間に合いそうな16時の船で戻ることにして、またしばらく島の中を散策します。
思い思いの姿でくつろぐネコたち
お昼を回ってしばらくの時間帯、少し汗ばむ陽気となってきました。港の周りは休日の静かな空気が流れています。
路地を歩いていると、ふと動くものの気配がします。足元に目を凝らすと、積まれた網の中でお昼寝をしている子猫と目が合いました。
ちょうどよく日陰になっているし、上に格子の板が掛けられているので人目にもつきにくく、網の上は柔らかいしで絶好のくつろぎスペースなのでしょう。
そういえば、相島の家の玄関の多くにしめ飾りが掛けられていました。普通は新年に掛けるものでしょうが、何かお祭りでもあったんでしょうか。結局聞けずじまいでした。
首輪をしている子もちらほらいて、飼われている子もそれなりにいる様子でした。
海も穏やかです。
少し海岸に降りて磯を見てみると、カメノテが見つかりました。味噌汁に入れると美味いんですよね。食べるのちょっと面倒ですけど。
港前のメインストリートから一本内側に入った道は、ネコたちの溜まり場になっていました。
狭い路地にもネコ
島は平地が少ないので、よく家々の軒先が触れんばかりの狭い路地がありますが、この相島でもそんな路地がいくつもあります。
港前の道から垂直に山側へ、家の間を縫って伸びる路地のいくつかに入ってみます。
ふと目線を落とすと、誰かの足あとが。
路地にもネコたちがいて、わざわざ向こうから寄ってきてくれたりします。
この子も人懐っこい。
僕達の周りをぐるぐる回ったり、座ったり寝転んだり。
路地は山肌を少し登るようにしてある程度まで行くと行き止まりでした。そんなところにもネコたちはいます。
行き止まりまで行って振り返ると、屋根越しに海が見えます。
とある路地に入ってみると、開け放たれたドアの前で落ち着かなさ気に何かを待つネコたちがいました。
しばらく様子を伺っていると、ドアの中からさばいた魚のアラが放り投げられました。ネコたちは喜び勇んでくわえて行きます。
いつもこうやってエサをもらっているんですね。
こういう狭い階段があるとどうにも気になって登りたくなってしまうのです。
階段の途中には「よく来たな」と言わんばかりに鎮座しているネコ。
そばまで登って行くと、脇の民家の軒下で子育て中のようでした。見張りのお母さんだったんですね。邪魔しないようにそっと立ち去ります。
その階段をさらに登ると何故か冷蔵庫が置かれていました。近づくと転がり落ちてきそうなほど、片足を載せてる台座が心もとない様子です。
安心しきって寝ているネコも珍しくありません。
港には、僕らの他にもネコ目当てで島を訪れている人もちらほらいました。
船、バス、電車、タクシーと乗り継ぎ空港へ
そうこうしているうちに、16時の船に乗る時間になりました。18時の福岡空港発の飛行機に乗らなければいけません。
船からバスに乗り継ぎ、西鉄新宮駅で電車に乗り、貝塚駅まで。この時点で時計はすでに17時10分を回っていましたが、駅からタクシーに乗り、空港に急いでもらうようお願いします。
空港に到着したのが17時25分。預ける荷物はなかったので保安検査場もスムーズに抜けられて、17時30分には搭乗ロビーに入れました。まあちょっとぎりぎりといえばぎりぎりかもしれませんね。
帰りの飛行機を19時にすればもっと余裕があったと思います。
最後はばたばたとしましたが、相島での一日は本当にのんびりとしていて、島の空気とネコたちの雰囲気を十分に堪能できました。福岡近辺にお住まいの方、ぜひ足を伸ばしてみて欲しいと思います。(相島旅・了)
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