福岡の猫島「相島」旅 その4 島のものをつまみつつ、やっぱりネコはそこかしこに
梅雨が明けたと思ったら、東京は南国のようなスコールが多い毎日です。どうも、いづやん(@izuyan)です。
福岡の猫島、相島旅の第四回をお送りします。港から集落に入り散策するとようやくちらほらとネコと遭遇し始めます。
「御自由にお持ち下さい」
港のそばまで戻る途中、商店らしき建物の前に「御自由にお持ち下さい」の張り紙とともに、カゴに入れられた甘夏が置かれていました。
「これまたゆるい感じが実にいいな」と笑って甘夏を手に取っていたら、建物の中からおばちゃんが出てきて、
「これ使って。簡単にむけるから!」
と、実演つきで甘夏のむき器を貸してくれました。せっかくなので、むき器を片手に甘夏を御自由にさせてもらいました。小ぶりながら甘くて美味しい。
いただくばかりでは申し訳ないと、先ほどから気になっていたそばの看板に書かれている「愛の島名物 さわらのつみれ いかたこ入り 美味しい 1串 200円(原文ママ)」を、中で何やら作業していたおばちゃんに注文します。
看板の横を見ると、むかれたウニの殻がバケツに積まれていました。どうも、漁で採ってきたものをさばくところみたいですね。ついでに甘夏をくばったり、つみれを作って売ったり、かき氷を売ったりしているようです。
「御自由にお持ち下さい」の張り紙の下には、いつのまにかネコが休んでいて、こちらも御自由にしたい誘惑に駆られます。
そんなゆるい空気の中待つこと10分ほど。揚げたてあつあつの「さわらのつみれの天ぷら」が出てきました。初めて知ったのですが、練り物の揚げ物を九州では天ぷら、というそうで。
揚げたさわらのつみれの中にタコが入っていて、プリプリとしてうまいです。
ごちそうさまと中に声をかけて店の中をのぞくと、おばちゃんがむいたウニを箱に詰めている最中でした。
「ウニについた汚れを取ってから詰めてるのよ」
少し見学させてもらうついでに、ウニをひとかけらいただいてしまいました。
お礼を行って外に出ると、今度は白いべっぴんさんがいました。
隣の消防設備の倉庫のランプ上にはツバメの巣。どこを見てものどかです。
渡船待合所を過ぎ、丸山食堂と相島購買店をチェック
店から東に歩き、港の目の前まで戻ります。相島渡船待合所を通り過ぎ、その横の「相島地域産物展示販売所 丸山食堂」に立ち寄ります。1階はお土産屋と食堂、2階はちょっとした資料館になっています。
2階の資料館には漁に使うカゴや網が置かれていました。
入り口の黒板には、猫と触れ合う時の注意書きが書かれていました。エサやりNG、ということですね。
お昼には少し早かったので、また後で来ることにして、そばの相島購買店を冷やかします。日用雑貨や食品などが売られていました。
釣り人のそばにもネコ
海岸沿いをさらに北、漁港方面へ向かいます。岸壁には釣り人が結構います。空き地にはタコ壺が積まれています。
歩いていると、向こうからネコが寄ってくることもしばしば。何かくれると思ってるんでしょうね。
漁港では、釣り人のおこぼれを狙ってネコがそこらへんを闊歩していました。みんな毛並みもいいしそこそこ太っているので、実際に相伴にあずかることもよくあるのでしょう。
あからさまに釣り人に寄っていく子もいました。釣り人の方はといえば慣れっこなのか、特に気にする様子もないよう。
とにかく人を見ても逃げないし、むしろ寄ってくる子も多いです。自然と顔がゆるみ、シャッターを押す回数も増えるというものですね。(続きます)
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