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福岡の猫島「相島」旅 その3 少しずつネコ遭遇率高まる

今回はちょっと猫率高めです。どうも、いづやん(@izuyan)です。

福岡の猫の島、相島旅の第三回をお送りしますね。電車、バス、船を乗り継ぎ、相島に到着しました。


ネコを探して

20分の船旅を終えて相島港に降り立ったものの、期待したネコの姿は見られず、やや拍子抜けしながらも港前に広がる集落を散策することにしました。

途中、江戸時代の「朝鮮通信使関連遺跡群」なんて看板を見つけ、ここも大陸との歴史の中継地だったことを思い知ります。

若宮神社という立派な鳥居のある神社を通りかかりますが、やはりネコはいません。神社にネコは付き物でしょう!というよくわからない決めつけを心でしてみるも、いないものはいません。

海側からさらに集落の奥に入ってみます。島ならではの少し狭い路地の向こうに、いました! やっと一匹!

人馴れしているようで、近づいても特に逃げるようなそぶりはありません。ひとしきり撫で回していると、通りかかったおばちゃんたちにくっついて行ってしまいました。いつもエサをくれる人たちなんでしょうか。

「ネコと人の距離が近そうだな」という感触があります。

お次は、赤い首輪がかわいい黒猫。近くに寄ってきたり、かと思えばさっさと向こうへ行ったり。

こちらもお伴するともなく道を歩きます。やがて畑が見えてきましたが、黒猫は畑で遊び始めました。


資料館も併設したお寺

お寺の前を通りかかると、ここにもネコ。遭遇率が高くなってきました。

キジトラの子を撮っていると、茶トラの子もやってきました。

数枚写真を撮らせてもらってから、門をくぐり境内へ。お堂の入り口が少し開けられていたので中をのぞくと、ご本尊の周りには様々な資料が置かれているのが見えました。どうも、資料館も兼ねているようです。そっとお邪魔して中を見させてもらいます。

ここ「海寶山護念院 神宮寺」は島の歴史資料、特に朝鮮通信使関連のものを多く置いています。


ゆるやかな空気が流れる島の風景

神宮寺を出て、海側の道に戻ります。ちょうど島の西側、一番南端の岬部分になります。

道を歩いていると、脇から茶トラのネコ。やっぱり人懐っこいですね。青空をバックに撮らせてもらいます。

海沿いをまた港に戻る道を行くと、道の脇でくつろいでいるカップルがいました。しばらく見ていると片方があまりにも馴れ馴れしかったのか、途中で嫌がられていましたが。

その後も、次々にネコに遭遇します。最初こそ少ないなあと思っていたのですが、顔を向けたところのどこかしらにネコがいる、という印象です。

島のゆるい空気の中で、それぞれ思い思いの時間を過ごしている、そんな光景があちこちで見られました。

猫目当ての人もあまり見かけず、あまり必要以上にかまったりしないのがいいのかもしれません。

僕はといえば、そんな空気感がすごく心地よくて、かえってネコばかり探そうという気がなくなって島にいることを楽しむ、といういつもの気持ちを取り戻しつつありました。(続きます)

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