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離島の祭典「アイランダー2015」でトークセッションに出演、各ブースにお邪魔してきました

毎年楽しみにしていることが、いつもより特別だとより嬉しいですね。どうも、いづやん(@izuyan)です。

毎年11月に池袋のサンシャインシティ文化会館で開催されている離島の祭典「アイランダー」、先日お伝えしたようにオープニングトークセッションに参加させていただきました。


オープニングトークセッション「島が好きだ。」

11/21(土)10:30から、サブステージ「しまステーション」にて、アイランダーオープニングトークセッション「島が好きだ。」と題して、僕の他に、来年日本の有人島のほぼ全てを回り切る「昭JIJI」と、僕の友人で島好きが高じて現在瀬戸内海の小豆島に働きに行っている「ネコさん」、3人の島好きが話をしました。

司会進行をしてくださったのは、新島で農園をしている小林さん。話の振り方が上手でとても話しやすかったです。

各自の自己紹介、自身の島活動、旅してよかった島、島の何がいいのか、などなど、30分と短い間ではありましたが、色々お話出来たのではないかと思います。

「しまステーション」を企画・運営している「島系」の田端さんには「最初表情硬くってすごい緊張してたから大丈夫なのかと思ったよ。話し始めたら大丈夫だったけど(笑)」というお言葉をいただきました。やっぱり緊張してたのまるわかりですよね。それはともかく、アイランダーで話すという機会をいただきありがとうございます!

わざわざ見に来ださった方も本当にありがとうございました。

話してた時は気が付かなかったですが、話した内容を後ろで紙に残しておいてくれていました。ありがとうございます。

終わってすぐに、長崎の大村湾に浮かぶ無人島「田島」を購入、管理している方が話しかけてくれて、普通は行けない島にも行けそうな、そんな夢のある話も聞けました。

トークセッションが終わった後は、各島のブースを見て回ります。今年は島の知り合いも増えたので回るのが楽しみだったんですよ!


新上五島町ブース

新上五島町(中通島、若松島、頭ヶ島)のブースでは、地域おこし協力隊の竹内さん(写真に写ってませんが)に「島に行ったことあるんですよ! 青方に泊まってあちこち行きました!」と言ったら、色々盛り上がりました。青方の居酒屋「女島」がいいですねと言ったら全力で握手されました(笑) いいお店ですよね! とっても元気な女性で、また島に行ってそこで話を聞きたくなりましたね。


小値賀町ブース

小値賀町ブースでは、僕が今年のGWに小値賀島に行って、最初に町をぶらついていたらお菓子の試作品を食べて行ってください!と声をかけてくれた女性がいたのですが、向こうは僕のこと覚えてなかったです。そりゃそうか。地域おこし協力隊の小島さんです。当時試作品だったこのお菓子がちゃんとパッケージされてるのを見てなんだか感慨深いです。


奄美群島のブース

奄美大島とその周辺の離島、奄美群島のブースでは、もはやお馴染みとなった黒糖焼酎の試飲がずらり。100円払うと、2種類試飲ができます。都内では流通していないものも飲めて実に楽しい! 開始数十分で微妙に酔っ払っていたのは秘密です。


祝島ブース

山口の祝島ブースでは、4年に一回行われるお祭りの話を聞きました。島で民宿をされている方もブースにいて名刺までいただきましたが、お祭り当日の宿の予約はすでに一杯らしい! でも臨時便がたくさん出るので島に泊まらなければお祭りを見ることはできるだろうとのことでした。


周防大島ブース

同じく山口の周防大島ブースでは「みかん鍋」を振舞ってました。みかんをまるごと入れて煮る鍋なんですが、白身魚のつみれに刻んだレモン?が入っててこれがなかなかうまかった! よそってくれたものにはみかんは入ってなくて、出汁も特にみかん味はしませんでしたが、美味しかったです。

あと、周防大島ブースには「シマグラシ」というコンセプトの(架空の)薬のパッケージが置かれていて、『都会暮らしのストレス緩和と過度なサービス、便利な暮らしが当たり前になる「サービス依存症」に効果があります。』と書かれていました。確かに大いに効果ありそう・・・。

同じくシマグラシのポスターです。(これってまんま僕のことじゃないか・・・)と見て思いましたね・・・。


八丈島ブース

数ある島の中で自分にとっては一番馴染み深い八丈島。八丈町役場の鈴木さんが島への移住について、事細かに教えてくれました。しかも、鈴木さん自身もIターンで八丈島に移住してきたそうです。

「Iターンするまでははっきり言って八丈島のことは全く知らなかったんですが、今は移り住んで本当によかったと思ってます。日々の小さな出来事や季節の変化が嬉しく感じられるようになりました」とのこと。いいなあ、八丈島、一度住んでみたい・・・。


大津島ブース

お次も山口県の島、大津島で漁師をしている古城さん。
なぜか今回の記事、山口の島が集中していますが、なぜだろう。気になる人やブースに話しかけていたら自然とそうなっていました。

「新幹線も停まるJR徳山駅から徳山港まですぐで、船に乗っても大津島までは23分。ぜひ来てください!」古城さんは都内で働いていましたが、Uターンで大津島に戻り漁師をしているそう。島に行った時にぜひ漁船に乗せて欲しいです。


忽那諸島ブース

来月行こうと思っている、愛媛県の忽那諸島の島々。中島の木室さん(左)は、島のダンサーにして柑橘類も育てているとか。行った時にぜひ島のこと、もっと聞きたいと思っています!


家島ブース

元気いっぱいな声が会場でひときわ目立っていた、兵庫の島、家島ブースを手伝っていた学生の坂田さんと中山さん。特産の「のりっこ」を大プッシュしていました。あ、買いそびれた! ごめんなさい!

お二人とも卒論の研究で家島に関わるようになったのだとか。町並みの写真を見せてもらいましたが、実によさげな路地がたくさんありそうでした。路地好きとしては見逃せない。行きたい島がまた増えました。


沖島ブース

琵琶湖にある日本の淡水湖で唯一の有人島「沖島」ブース。沖島町離島振興推進協議会の富田さん(右)に色々お話し聞きました。昔読んだ本では「お一人様」だと宿は断られるとのことだったんですが、最近は大丈夫と聞いて俄然高まっています!

桜の季節がとても美しいということを、ブースに貼ってある写真で力説してました。島に桜、これは行くしかないでしょう!


離島キッチン

最近神楽坂にお店をオープンした「離島キッチン」のチーム。僕は後ろの販売車の方が馴染み深いです。一度神楽坂のお店にもお邪魔したことありますが、今度またゆっくりしに行きます!


しまステーションでは島のプレゼンやアーティストの出演も

午前中に僕らがオープニングトークセッションをした「しまステーション」では、島の人のプレゼンがあったり、島出身のアーティストの演奏も行われていました。こちらは五島列島出身で五島の方言で歌う「ベベンコビッチ」さん。


伊江島ブース

沖縄本島北西の伊江島。お隣伊是名島には行ったことあるのですが、こちらにはまだ行ってません。しかしこの島は「イエラム サンタマリア」というラム酒を作っていることで、僕の中で勝手にアツい島となっています。

通常のラム酒は砂糖の生成過程で生まれる廃糖蜜を使うのですが、この「イエラム」は、サトウキビの絞り汁をそのまま使った「アグリコールラム」です。

「ラムにこのシロップを少し入れて飲むとまた美味しいんですよ!」と言われてやってみたら、本当にうまい! 飲みすぎますこれ!

即、イエラム サンタマリアゴールドとケーンシロップ(さとうきびシロップ)を一緒に買いました。飲みすぎないようにしないと!


佐久島・篠島・日間賀島ブース

愛知県は三河湾に浮かぶ、佐久島、篠島、日間賀島のブースでは、てっさ盛の実演をしていました。島のブースによって色々趣向を凝らしていて面白かったですね。佐久島、もう一度行きたいし、日間賀島で「孤独のグルメごっこ」したいです。


トカラ列島ブース

憧れのトカラ列島ブース。宝島のバナナコンフィチュールが勢ぞろい。行けないのでせめてこのコンフィチュールを買って気持ちを紛らわせます。アンケートに答えたら、蛇腹状に折りたためる各島の素敵な地図がもらえました。これでいつ島に行くことになっても大丈夫!


豊島ブース

去年のGWに行こうと思って、でも直前すぎて宿が全然取れず断念した香川県の豊島。ここでも色々お話し聞きました。

ブースに立ち寄るとまず「柿のドライフルーツ」を勧められました。これ、過疎や高齢化で、収穫されない、もしくは収穫しても行き場のない果物・野菜を、日持ちもして運ぶのに便利なように「ドライフルーツ」にしよう、それによって地域をなんとか元気にできないか、という活動から生まれたものだそうです。

また、ブースで販売していた「みかんジャム」を試食させてもらったらこれが本当に濃厚なみかんの味で! 聞くと、「かめだや」という数十年閉店したままだった商店に島のおばちゃんたちが集まり、島で採れた野菜や果物を使った商品を少しずつ作っては広めているのだそう。

これらのお話しを熱っぽく語ってくださったのは、土庄町地域おこし協力隊の稲子さん。去年行けなかったのが悔やまれるくらいの熱量でした。近いうちに必ず行きます!

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天売島・焼尻島ブース

この夏に行った天売島・焼尻島のブースでは、天売島でほんのちょっと顔を合わせただけでFacebookに連絡をくださった、天売島の地域おこし協力隊の宇佐美さん(右)と、焼尻島を訪れた際に、めん羊祭りの忙しい最中に色々お話しを聞かせてくれた同じく地域おこし協力隊の奥野さんことおっくん(左)

宇佐美さんとは島で会った時はお互い何者かわかってなかったので、こうしてお話しできて感慨深かったです。

おっくんには、アイランダー初日の後の懇親会で島に対する熱い思いを今度はじっくり聞くことができて、自分としても島への関わり方に対して思いを新たにできました。色々面白いことを考えていて、応援したくなります。もしできることがあったら手伝いますよ!


ゆるキャラもあちこちにいたり

アイランダー会場には島のゆるキャラがあちこち練り歩いていたり、島の求人情報も貼り出されていました。そもそも「アイランダー」自体が移住・定住促進が一番の目的のイベントです。近年は物産展的な側面が強くなっていると感じられますが、それでも各ブースにはちゃんと移住のための相談窓口の方がいたりします。


アイランダーを通して、島への思いをもう一度考える

アイランダー初日が終わった後は懇親会にも参加させていただいて、これまた島の人とのお話しをゆっくりすることができました。これでまたもやここで知り合った方の島へ訪れる楽しみが増えました。会場で「お久しぶり」の島関係者の人にも何人も会うことができました。

「いち旅人」、「島の外の人」として、離島に対して何ができるのか、をもう少し真剣に考える必要があるな、とブースや懇親会で熱く語る「島の中の人」を見て少し真顔になったりもしました。

さてそんなこんなで充実しまくりのアイランダーでしたが、帰ってきてからのお楽しみもあります。それは会場内で買ってきた各種島の特産品・名産品! 

今回は、伊江島のラムとサトウキビシロップ、豊島のいちごソースとみかんジャム、宝島のトカラびわジャムとバナナコンフィチュール、新上五島の五島うどん、アイランダー2015 Tシャツです。ちょびちょび食べながら、まだしばらくはイベントの余韻に浸りたいと思います。

そして、これからも変わらず島旅の楽しさをブログやお話しで伝えていって、島に人が行くことの後押しをしていけたらと思うのです。

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