ISLAND TRIP(アイランドトリップ)

「五島列島」旅 その8(福江島) 三井楽教会、貝津教会、ソトノマ。そして五島うどんで驚く

行き先を決めている旅も、きままにあちこち見て回る旅も、どちらも僕は好きです。どうも、いづやん(@izuyan)です。

五島列島旅の第八回、福江島二日目です。教会巡りの旅はまだ続きます。時間はお昼を周り、銘菓でなんとか空腹を紛らわせて先に進みます。


モザイク画が印象的な三井楽教会

「道の駅遣唐使ふるさと館」から海岸沿いを北上して、三井楽(みいらく)地区の奥へ入ります。道路沿いに三井楽の町があり、のんびり走ること20分。少し入り組んだ道の奥に「三井楽教会」があります。

この「三井楽教会」、今日見てきた他のどの教会とも似ていません。なんというか、モダンな造り。創建自体は1880年で、その時にはゴシック様式の木造の教会が建てられたそうですが、老朽化とシロアリ被害で1971年に現在の聖堂に建て替えられたそうです。

印象的な正面の大きなモザイク画が特徴ですね。タイルを使って描かれているのかと思って近づくと、タイルの中に茶碗や皿などの陶器も混ざっていて驚くと同時に楽しくなります。それにしてもなんで茶碗が混じっているんでしょうか。タイル足りなかったのかな。

教会の中にも見事なモザイク画とステンドグラスがあります。こちらも一見の価値あり。


西日差す時間が素晴らしい貝津教会

三井楽教会から、西の海沿いの道を南下。ときおり立派な麦畑が広がっています。五島うどんの原料でしょうか。

次の訪れたのは「貝津教会」。白い建物の屋根には小さな可愛らしい尖塔が載っています。側面のステンドグラスが西を向いているため、西日が差す時間帯は教会の中は光に溢れ、とても素晴らしいのだそう。この時はあいにくの曇り、でしたが(笑)

ゴールデンウィークのさなかというのに、雨模様だったからでしょうか。教会巡りをしている人も、堂崎教会以外はまばらで、この時も3、4人見かけたくらい。

この貝津教会で、回ろうと思っていた福江島のめぼしい教会は回ったので、一息入れたいと思いました。


ソトノマ

貝津教会のある三井楽の南西部から、さらに国道364号を南下、島の西側から反時計回りに南側を回って、富江を通って港のある福江町まで戻ろうと車を走らせます。

途中に、「福江島に行ったら必ず行こう」と思っていたカフェ「ソトノマ」があるので、そこで休憩しようと考えていました。

しかし、島の南側を通る道は、地図上ではしっかりとした国道ですが、実際走ってみると細い舗装林道のような道。しかもアップダウンとカーブの多い山道です。加えて登るにつれて霧が出てきて見通しも悪くなってハンドルを握る手にも力が入ります。

途中谷間の集落で、山が霧の中に沈む幻想的な光景の中、鯉のぼりがかかってる様子をしばし写真に収めたりしつつ、道を進みます。

富江地区を過ぎ、島の南東側をさらに宿のある方に向かいます。

「ソトノマ」は空港にほど近い堤町の中にあります。なぜこのカフェに来たかったかと言えば、ネット上のいくつかの記事を読んでいたからです。都会からUターンして福江島に戻り、デザインなどの仕事をしながら「島のコミュニティスペースを作りたい」という思いでオープンしたカフェ、と聞いて、とても気になっていました。

「ソトノマ」は車通りから少し路地に入ったところにありますが、そばに広い駐車場もあり、車で訪れても困ることはありませんでした。

板が打たれた外観に、入り口前にはテーブルが並んでいます。外から見ても寛げそうな雰囲気。

「ソトノマ」の名前の由来は、サイトにこうあります。

「ソトノマは自分の家の居間や茶の間が地域の中にあるような感覚で利用していただきたいと思っています。「家の外にある間」=「外の間」のように暮らしの近くにある空間になりたいという思いで"ソトノマ"と名付けました」

確かにお店に入って一番最初に目についたのは、左手奥にある小上がりに、地元の親子が思い思いの格好で本を読んでいた姿です。その名前の由来通りに、自分の家以外の「間」として使われている、そんな空気を体感できました。

僕はカウンターに座って、本日のケーキセットを注文。ほどなくコーヒーと抹茶とあずきのシフォンケーキが運ばれてきました。カウンターを切り盛りする若い女性に「サイトの記事を見て来たんです」と言って少し話をしましたが、気さくに応じてくれました。店内の写真撮影の許可ももらって少し撮らせてもらいます。

お店オリジナルの雑貨の他に、地元で採れた野菜を売っていたり、雑多な、でもセンスのいい空間が心地いいです。近所にこんな店があったら通ってしまいそう。

コーヒーを飲み干し、レンタカー返却の時間が迫っているので会計を済まそうとすると、レジをしてくれた女性から「霧が出てきたけど、車は大丈夫?」と気を遣ってもらいました。そんな一言もうれしい。福江島に来たらまた来ようと思って、お店を後にします。


びっくり五島うどん

福江島での足であるこのレンタカーも、この日の18時まで。時間は結構ぎりぎりでした。池田レンタカーまで車を返しに行くと、またおばちゃんが「よかよか」と宿まで送ってくれました。道すがら福江島でのことや、泊まってる宿、色んなことを聞きました。ふと、島に来てからの懸案(?)を聞いてみました。

「ところで、この辺で五島うどん食べられるところありますか?」

「ああ、そいなら末広庵がよかよ」と宿に送ってもらう足で案内してもらました。夕飯はここに決定。

一度宿に戻り、歩いて末広庵に向かいます。店内はほどよい地元感漂う店内。観光客っぽい人はいなさそうです。メニューを見て和食を中心としたお店と知ります。目的の五島うどんはセットがあったのでそれを注文。

メニューに五島うどんじゃない「普通のうどん」もあって二度見しました。これ、いいんだ? 香川ならありえないけど、「五島うどん」はそこまで神聖視されていないのでしょうかね。

しばらく待っていると、フタの載った大きなお椀がひとつだけ運ばれてきます。

「あれ、頼んだのセットなんだけど・・・?」とクレームを入れようとお椀と持ち上げたら。

「あれっ、これお重みたいになってる??」と驚くやら面白いやら。

上半分はご飯とおかず、下がどんぶりになっていて五島うどん。こんなの初めて見ました。きっとこの時の僕は一人でニヤニヤしていたと思います。

肝心の五島うどんは、アゴだし(トビウオ)の効いたやさしい味わい。五島のあちこちに製麺所があるので、他のものも食べたくなりました。

教会、人、食べ物。ほんのちょっとだけ福江島を知ったような気になった、そんな一日が終わりました。明日は福江島を離れます。(続きます)

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