ISLAND TRIP(アイランドトリップ)

「五島列島」旅 その7(福江島) 雨に濡れる楠原教会、水ノ浦教会へ

旅で出会ったものの歴史を少しでも考えると、見えてくるものが違ってきますよね。どうも、いづやん(@izuyan)です。
五島列島旅の第七回、福江島二日目ですね。まだまだ教会巡りの旅は続きます。


楠原教会へ

半泊への道から県道162号に戻り、宮原から西の岐宿まで向かいます。雨は相変わらず降ったり止んだり。国道384号が通っている河務地区まで抜けるのに、これまた舗装はされていますが細い山道を走ることになります。これがまた心臓に悪い。

河務まで来て国道に入ると道は一気に広くなります。岐宿地区まで来て、国道から左折、今度は南へ。車で10分ほどのところに「楠原教会」が見えてきます。

この教会も、鉄川与助の設計によるもの。イギリス積みレンガ造りの重厚な建築で入り口の椰子の木がここが南国であることを思い出させます。朝から続く雨に濡れた正面の壁が黒々としています。下五島(福江島・久賀島・奈留島)に現存する教会としては先ほどの堂崎教会に次いで2番目に古い教会だそうです。

ここで雨脚がまた強くなってきたので、ひとしきり写真を撮って次へ向かいます。


白亜の水ノ浦教会

国道に戻って少し西にある「水ノ浦教会」へ。ここもまた鉄川与助の設計ですが、堂崎教会、楠原教会とは違って白亜の教会で、優美さにしばし見とれます。が、背景の空は曇り空。晴れていれば本当に絵になる教会なだけに、やっぱり少し残念さは残ります。

教会の建築の素晴らしさばかり見ていましたが、五島の潜伏キリシタンたちの受けた禁教と弾圧の歴史も、往く先々の教会の前に据えられた看板に書かれていました。役人に捉えられ牢に繋がれ命を落とすものも少なくなかったと言います。

それら艱難辛苦を乗り越えて、これらの教会が建てられた、と知るとまた見る目が変わってきます。五島のキリシタンの歴史は長崎本土などとはまた違っていて、次回また島を訪れる時までにしっかり調べておこうと思いを新たにするのでした。


また昼食難民に

水ノ浦教会を見学したあと、同じ岐宿にある「岐宿温泉」で一風呂浴びようと思って行ってみたら、入り口の張り紙が目に入りました。

「営業時間14時から19時・・・えっまだやってないのか・・・」

時計を見ると13時前。待つか? と一瞬考えるも、思い出したようにお腹が空腹を主張。

福江島の観光地図を広げてみるも、近くに食事ができそうなところはなさげ。

温泉は諦めて、岐宿から西に行った「道の駅遣唐使ふるさと館」で食事しようと車を走らせます。大体こういうところの食事処は14時までと相場が決まってます。なんとしても14時前に道の駅にたどり着かなければ、初日と同じように昼飯を食いそこねる憂き目にまた遭う。それでは回避したい。

なぜかやたらと遅い地元の車にやきもきしつつ、13時半に道の駅に到着。レストランに向かいますが、並んでいる模様。そうか、ゴールデンウィークの真っ最中だった。島でそんなに人が大勢いると感じなかったけど、いるところにはいるのか。

仕方なく入り口で並ぼうとすると店員さんから驚きの一言。

「今日は混雑してまして、もう受付は締め切らせていただいているんです」

なんという・・・せっかく14時前に着いたの 断られると分かってたら、途中で見かけた「RIC」というコンビニ(島にコンビニが!)で何か買ったのに・・・。空腹がやや険悪な気持ちを増長させますがおとなしく引き下がって、道の駅内の売店で何か食べられそうなものを探します。

知り合いに「すごく美味しいから!」と聞いていた「鬼鯖鮨」が売ってたらそれにしようと思ったのですが、置いてあるのは発送できる旨を書いたポップのみ。現物はありません。お土産用の食べ物ばかりでお昼ゴハン代わりになりそうなものがなく、仕方なく「五島列島銘菓 かすまき」と「かんころもちせんべい」を買い、車に戻ってお昼にします。

「かすまき」は表面にざらめのかかったあんこ入りロールケーキ、と言った風情。かんころもちせんべいは、サツマイモの風味たっぷりの薄焼きの煎餅でした。かすまきは見た目通りの味で驚きはなかったですが、かんころもちせんべいは、思ってた以上にサツマイモの味がしてなかなかうまかったです。

「かんころもち」とは五島の郷土料理であり菓子です。サツマイモをねりこんだ餅ですね。できたてはそのままでも食べられるそうですが、普通はスライスして焼いて食べます。売り場で売っていたのは焼いて食べるものばかりだったので、せんべいとして作られてるのがあったのは助かりました。

かすまきを切らずにそのままもそもそ食べてたら、少し侘びしさがこみ上げてきましたが、それもまた旅、ということで。・・・五島うどん食べたかったなあ。うん。

腹が多少ふくれたところで、さらに他の教会を目指して移動します。(続きます)

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