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「軍艦島」旅 その6 見えてきた軍艦島!!

もうすっかり春ですね、GWの行き先がまだ決まらなくて焦っています。どうも、いづやん(@izuyan)です。「軍艦島」旅の第六回をお送りします。


逆光の中に浮かぶ廃墟の島

高島を出発したブラックダイヤモンド号は、今度こそ軍艦島に向かいます。波はやはり高く、僕は正直諦めムード。

ぼーっとしていると逆光の中に島が見えてきました。「今度は何島だろ・・」

軍艦島でした。あまりにもさらっと目の前に現れたのでそれが軍艦島だと気がつくのに数分かかりました。周りの人が写真を撮りまくっているので気がついたくらいです。どんだけぼーっとしてるんだ自分。

乗船する時の読み通り、軍艦島は船の進行方向に向かって右手に見えてきました。自分の座っている位置からよく見えます。

連日の仕事の疲れと寝不足のピークがこの時押し寄せていましたが、島に気がついた瞬間からテンション上がりっぱなし。立ったり座ったりして写真を撮ります。「おお」とか「ああ」とかぶつぶつ言っていたとも思います。


これは・・・上陸できる??

本当に、狭い島全体がひとつの軍艦みたいに見えます。ひしめきあうように林立した建物、向こうの空が見える窓の数々、参拝するものもいなくなった屋上の社、それが遠巻きに、しかし確実に近づいています。これ・・・もしかして・・・上陸できる??

軍艦島は長崎市の条例で、以下の条件を超えると上陸が出来ないことになっています。

1. 風速が秒速5メートルを超えるとき
2. 波高が0.5メートルを超えるとき
3. 視程が500メートル以下のとき

これを知っていたので、今回厳しいかなーと思っていました。船内アナウンスで上陸できると知った時は興奮して叫びそうになりましたね。

船は少しずつ軍艦島に近づいていきます。僕はもうよくわからない興奮状態です。友人にTwitterで「上陸できそう?」と聞かれた時のツイートを御覧ください。

落ち着け(笑)


ついにその時が!

船は観光客上陸用に長崎市が設置した「ドルフィン桟橋」に接岸、係留作業を素早く済ませます。船内アナウンスで上陸開始の旨が流れます。

二階席の客は最後なのではやる気持ちを抑えつつ、順番を待ちます。

そして、ついに、軍艦島上陸!!

桟橋では止まって写真を撮ったりしていると後ろがつかえてしまうので、最初の見学場まで立ち止まらずに歩くよう指示されます。それでも歩きながら写真撮ったりツイートしたりチェックインしたりと、この瞬間をなんとか残そうと慌ただしく動きます。

桟橋に降り立ち、橋を渡り、ちょっとしたトンネルをくぐると、そこはかつての栄華を誇った島の幻たちが屹立する場所でした。(続きます)

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